化学業界のトップティアである旭化成(Asahi Kasei)。
本記事では、僕が実際に体験した旭化成の中途採用面接をリアルに解説します。
旭化成へのキャリア転職に興味がある方は、ぜひお読みください!
- 旭化成の中途採用面接では何が聞かれるの?
- 面接の雰囲気は?どんな人が出てくるの?
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旭化成の中途採用面接(3次)
2次面接の通過連絡後、スムーズにスケジューリングも終わりいよいよ緊張の3次面接です。
1次2次とおなじようにオンラインビデオ会議でスタートです。
本日はよろしくお願いいたします。
aaa部門の役員です。
私はaaa部門の人事です。よろしくお願いします。
最終面接らしく、役員の方(おそらく部門長)と人事(リーダークラス?)との面談です。
1:2の形式でスタートします。
雰囲気は1次2次とおなじく、終始なごやかでオンラインながら喋りやすい空気です。
ここまで1次2次とお疲れさまでした。繰り返しになるとは思いますが、簡単にHiroさんの自己紹介をお願いしてもよいでしょうか。
はい。Hiroと申します。本日は貴重なお時間をいただき有難うございます。
私は20xx年に現職に入社して以降3つのキャリアを歩んできました。直近ではxxxプロジェクトを牽引しています。これまでに培ってきた営業の経験、全体と捉える力、そして新たなものごとにあの手この手で挑戦する力を活かして、貴社の次なる100年の成長に貢献したいと考えています。
本日は何卒よろしくお願いいたします。
自己紹介をさらっとしゃべります。
ありがとうございます。
新卒で現職を選ばれたときの、就職活動時の軸とのマッチ度合いや、当時の就活のときに重視していたことってなんでしょうか?
ここは学生時代の軸を掘り下げて聞かれます。ある程度予測できていたので回答にはつまづきません。
人事の方とのキャッチボールもうまくいってる感触です。
新卒での就活の際には、主に2つの軸がありました。
①グローバルに活躍できる環境
②働く社員の人柄
①の軸を中心に、商社業界・グローバルメーカー業界を現職も含めて中心に選考を進めつつ、最終的な決め手は現職企業で働くヒトに魅力を強く感じたことでした。
入社してからもその印象は変わらず、今回転職を決意していますが、現職を支える人たちの人柄は素晴らしいと感じています。その意味で、働く企業における中の方々の人柄はとても大事であると実感しています。
なるほど、Hiroさんはここまでの面接で弊社とのお付き合いから人柄は魅力を感じていると伺っていますが、逆に弊社の人柄で改善すべきポイントは何だとお考えですか?
現職でのお付き合いを通じて、貴社の人柄すばらしさはよく理解しているつもりですが、強いて挙げるとすると「スピード感」だと考えます。決してスピード感に劣るというわけではありませんし、貴社のガバナンス上どうしてもスピード感あふれる意思決定やアクションは難しいと理解はしていますが、営業の最前線では切った張ったの即断即決が求められることも事実です。
この点、まだまだ改善の余地は大きくあると思いますし、フロント部隊に権限を少しでも委譲すれば、スピーディさが出て来て、顧客のニーズを捉えそこねる機会損失も減るのではないかと思います。
なるほど、スピード感はたしかに課題感があると考えており、貴重なご意見ありがとうございます。
これは旭化成の理解度に関する質問だったという事だと思いますが、どうやら納得感ある回答ができたようです。
現在選考しているポジションではaaaのミッションを担っていただくことになりますが、その後のHiroさんのキャリアパスイメージと齟齬はないでしょうか?
はい。aaa領域はこれからグローバルでの関心ごとですし、イチビジネスパースンとしてその領域において熟達していくことは本望だと考えています。専門性を磨き上げつつ、貴社aaa領域でのプレゼンスを確固たるものにする一助として頑張りたいと考えています。
ありがとうございます。当面は転勤はありませんが、ゆくゆくグローバル含めた転勤も可能でしょうか?
ここで一瞬、旭化成の延岡(宮崎)が思い浮かべますが、笑顔で100点回答を目指します。
全く問題ございません。
現職においてもグローバル含めた転勤はいつでもウェルカムの姿勢でおりますし、私自身、さまざまなエリアで経験を積み、現地で暮らすことが自分自身のビジネスパースンとしての幅を広げるチャンスだと捉えています。
力強いコメントで安心しました。ありがとうございます。
役員さんもご質問をどうぞ。
役員です。
いままで散々喋らされて来て、もういいよ!って感じだと思いますが、あらためて貴方がこれまでどんなことを経験なさってきたのか、まとまりなくていいので教えてくれませんか?
この質問はおそらく自己紹介がコンパクトすぎたので、経歴と志望理由を結び付けて上手に喋ればいいと理解しました。
役員さんのトーン的にかなりくだけた感じでOKそうなので、カタにはまらずフランクに、かつ少し熱っぽく語ります。
私は~~県生まれで…学生のときは~~なことを考えており、大学で実現しようと思いましたが夢破れ、そこから~~を志望し留学しまして、就職活動の軸でグローバルに活躍できることを大事にして現職にご縁をいただきこれまで働いてきました。
現職のキャリアでは、色々な職種であんなことやこんなことを具体的に経験させてもらい、とても感謝しています。おかげで貴重なスキルとかけがえのない成長が出来たと感じています。
ですが、本来私が専門家としてなりたいbbb領域の仕事は現職ではこれ以上実現できないと思い、今回貴社のドアをたたいて本選考に臨んでいる次第です。
ぼやかしていますが、流れとしてはこのようなカタチで自己紹介と経歴、志望動機をまじえて熱っぽく語ります。
なるほど、とてもおもしろいキャリアを歩まれているんだな、と思いますし、Hiroさんがbbb領域でキャリアを積みたいと言っていただいていることを嬉しく思います。~~県出身なんだね、あそこいいですよね(笑)僕も好きです。
役員さんの心はつかめたようで、ほっと安心です。
これまでのキャリアの話で、新しいことに挑戦されていた時期があると思うんですが、具体的に教えてもらえないですか?
経験の掘り下げ質問だったので、具体的なエピソードトークで回答します。
3つほど用意していましたので、役員が聞きたがってそうな失敗談を込めたトークを3分ぐらいで語ります。
当然、失敗→学び→現在への活かし方と自己学習ができている点をアピールします。
なるほど、とてもいいご経験をなさっていらっしゃいますね。
失敗をそのように昇華して今につなげているだとよくわかりましたし、弊社でぜひそのチカラを発揮してもらいたいなと素直に思いました。
とてもいい感触です。これはイケるのか…?
やや手に汗を握り始めます。
追加で深掘りさせてもらいたいのですが、これまでの語っていただいたご経験は1人称の視点で語られていましたが、具体的にどんな役職でどんなチームワークで乗り切ったのですか?教えてください。
はい、私の年次ではマネジメントではなく、主任や係長といった役職でイチプレイヤーとしてこれらを経験して参りました。
チームワークの観点では、年次としてはシニアでしたので、例えば先ほどのプロジェクトでは上長がマネジメント責任者として、私が実務リーダー、他メンバー2名をアサインしてもらい、私自身がPJマネージャーとして働いてきました。
プロジェクトで発生するさまざまな課題は、私が全体をみえるようにしつつ、適切なタスク難易度や量をチーム内で按分して取り組んでいました。上長には適宜レポートをしながら、常に顧客とひざ詰めすることを大事にしながら日々プロジェクトをチームとして進めていました。
とはいっても色々”ガス”は私自身もチームメイトも溜まりますので、アフター5の飲みや適度な息抜きも積極的に自分が機会を創ることを意識していました。
旭化成の社風的に「飲みにケーション」はワリと大事だと分かっていたので、そういうことも喜んでやることをアピールします。
なるほど、貴方1人ではなくチームパワーでPJをうまく乗り切っておられたんですね。よくわかりました。アフター5は弊社でもみんな好きなので、Hiroさんも溶け込み安いと思いますよ。
さっきの質問とも被っちゃうけど、転勤とかは抵抗ないですか?
本ポジションはゆくゆく海外含めて転勤はあり得ますので。
はい問題ございません!(前のめり)
私自身はそれアリキの前提で理解していますし、海外もゆくゆく駐在したいと考えています。
それを聞いて安心しました。
私からは以上です。
では本日の面接は以上となります。最後にご質問などはありますか?
本日はありがとうございました。
本ポジションの理解のために、もう少し詳しく教えて頂きたく考えています。
と、面接前に本選考ポジションで求められる仕事、具体的な業務、期待される役割を仮説とともにぶつけてみます。
では私から。
基本的にあなたがご想像なさっている通りの仕事をやってもらう理解で大丈夫です。当社としても肝煎りのプロジェクトとして、これから注力していく領域ですので、大変やりがいと責任感のあるポジションだと自負しています。
具体的な業務としては…(以下省略)
有難うございます。具体的な業務までご説明いただき、大変イメージが沸きました。
では本日はありがとうございました。結果については数日中にご連絡差し上げます。の面接は以上となります。最後にご質問などはありますか?
ありがとうございました!失礼いたします。
難しい質問もなく、これまで聞かれてきたことを改めて確認しつつ、本当に人柄を見られている印象をうけました。
アフター5まで含めて喜んで実行できる点は、役員さんにも刺さっていたと自信が持てる内容でした。
自分自身としては90点をつけてもいい内容でしたが、結果はいかがでしょうか。
旭化成の中途採用3次面接の結果
手ごたえは十分でしたが果たして…
内定連絡はワクワクしますね!自分自身の勝因を振り返るとこんな感じだと思います。
- 丁寧に旭化成全体を調べつくした
- 1次情報(中で働く社員)にもコンタクトして実態ヒアリングした
- 自分自身の経歴、強み、ミライをしっかりと繋げて語れた
- 自分自身が旭化成の求める人材像にミートするように準備できた
- アフター5を推せた(笑)
以上をもって旭化成のリアル面接体験談を締めくくります!
化学業界の雄、旭化成は本当にイイ会社で魅力ある人材が集まっているので、興味があればぜひどうぞ。
転職活動がこれからの人はまずビズリーチ
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旭化成、イイ会社です!