「人一倍がんばっているのに、会社に評価されない…」
「同僚はなぜか上司に評価されて何だか不公平…」
こんな不満を感じてしまう事ってありますよね。
これ、実はあなたがサラリーマンとしてのゲームのルールを理解していない事が原因かも知れません。
本記事では、大企業サラリーマンゲームの本質と、そのしたたかな攻略法を解説します!
- サラリーマンの出世ってどうすればいいの…?
- サラリーマンのゴールって何?
- どうすれば会社(上司)は認めてくれるの…?
- 仕事の成果≠会社の評価。サラリーマンは真の顧客(=上司)を喜ばせるべし。
真の顧客の成果を出すスキルを身につければ、ぶっちゃけどこにいてもメシが食えるようになります。
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サラリーマンゲームの本質
サラリーマンゲームの本質について考えてみましょう。
メタ認知できる人こそが人生を制します。
大企業勤め人のゴールは「役員」
まずは大前提のゴールについて。
サラリーマンとして働き、仕事で成果を出し、給料をもらい、出世する。
この本質を考えると、サラリーマンとは実は役員を目指すゲームです。
(※大企業サラリーマン出世ゲームの”あがり”は役員待遇で最適化されています。)
ゴール到達にはどうすれば?
役員にむけて出世していくためには、何が必要でしょうか。
力強い武器?成果?
それ以上に大事なモノが
出世するとはつまり、「こやつをもっと重用しよう」と、会社に認めさせることです。
では会社とはいったい誰でしょう?
そうですね。
会社を具体的に考えると、あなたの上司です。
役員報酬という大きな果実を目指して、大企業サラリーマンゲームを進めていくとは、考え方を変えるとどの上司に仕えて、いかにその上司に認めてもらうかにかかっています。
なんか夢も希望もないね…
俗物的でめちゃくちゃナマナマしい話で恐縮ですが、大企業であれば基本的にこのゲームルールに従って運営されています。
サラリーマンゲームが上手な人とは
あなたの会社で出世している上司や役員の顔を思い浮かべてみてください。
会社にとてつもない利益をもたらすような成果を上げた人達ばかりでしょうか?
それとも、「なんでこの人が?」と思える人の方が多いでしょうか?
おそらく後者ですよね。
後者の人たちは、サラリーマンゲームのルールを理解した上手なプレイヤーです。
このプレイヤーたちは、よい陣取りをして(よい上司に仕えて)、認めてもらい、待遇を引き上げてもらっています。
残酷な真実
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会社員の「真の顧客」を定義しよう
「顧客」は誰なのか?
サラリーマンにとっての「真の顧客」とは誰でしょうか?
得意先?パートナー?仕入先?
「顧客」とは、あなたがなんらかの価値を提供して、その対価を支払ってくれる相手です。
サラリーマンにとっての対価とは、つまるところ給料です。
もうお分かりですね。
そうです、サラリーマンの真の顧客は自分の会社であり、給料査定を決めるあなたの上司です。
「よい顧客」とは?
では「良い顧客(=良い上司)」とは誰でしょうか?
厳しくも愛ある指導をしてくれる人?
サラリーマンの真の顧客=あなたへの給与額に関する生殺与奪を握る人=上司
この図式をもとに、では、良い顧客とはいったいどのような上司でしょうか。
ここで思い出してい欲しいのは、「サラリーマンゲームのゴール=役員」というルールです。
良い顧客(良い上司)とは、自分が出世することであなたを同時に引き上げてくれる人です。
つまり、出世する才覚あるイケている上司こそが、あなたが最も大事にすべき顧客なのです。
イケている人には、イケている仕事が次々と舞い込みます。
筋の良い仕事でしっかりと成果を出し、そしてあなたの顧客(=上司)に認めてもらうことが、サラリーマンゲームの外してはいけない原理原則といえます。
どうやって顧客(上司)を喜ばせるか
で、具体的にどうしたらいいの?
自分の目線で成果を出すだけでは、サラリーマンとして50点です。
ビジネスの1丁目一番地は「どうやって顧客の課題を解決するか?」です。
サラリーマンに置き換えると「いかに上司を喜ばせ、認めてもらうか?」に尽きます。
具体的なお作法を見ていきましょう。
3つご紹介します
① 期待値をコントロールする
まず、僕たちサラリーマンが心得ておくべきは「お客様はワガママであり、要求しがち」ということです。
例えば、あなたが町の定食屋の店主だと仮定しましょう。
この場合、食べに来てくれるお客様=上司です。
お客様(上司)は、時に、高級レストランと定食屋をはき違えたようなわがままオーダーを出してきます。
わがままなオーダー例
- 「この企画、あさってまでにまとめておいて」
- 「あの件、先方とうまく今週中にまとめてレポートして」
- 「今日中にこれ仕上げといて」
ここであなたがなすべきは、まず相手の期待値を探り、事前にあなたの成果レベルに対して上司と握ることです。
例えば、「企画をあさってまでにまとめて」という料理を注文された場合、あなたは上司に対して定食屋の店主として作れる料理のクオリティとスピード感などを事前に目線合わせしておくべきです。
期待値コントロール例
- 「わかりました、この企画を優先してまとめます。YYY・ZZZ・AAAの3つのポイントで企画をまとめて、一旦明日朝に中間でクオリティを確認してもらってもよいですか?09:30から15分ほどお時間をもらえないでしょうか?」
お客様の期待値をコントロールすることで、お店の込み具合や、提供する定食のイメージを相手に刷り込みます。
そのうえで、一度中間チェックを挟むことで、「こんな料理を頼んだつもりじゃない!」というクレームの芽をあらかじめ摘みとります。
サラリーマン定食屋の店主として、常にお客様(上司)のオーダーに対するの期待値をコントロールしましょう。
期待値コントロールは超大事です
② 手柄は差し出す
歴史を振り返ると、大手柄を挙げる1歩手前であえて主君にそれを差し出す事例の枚挙に暇がありません。
その最たる例は、やはり半農・下級武士から天下人に上り詰めたあの武将でしょう。
そう、豊臣秀吉です。
戦国武将エピソードは企業戦士にとって示唆が富むものばかりですが、痺れるのは何と言っても中国(毛利攻め)の秀吉の行動です。
もはや毛利氏攻略という寸前のところで、秀吉は主である信長にあえてHELPを要請します。
実際には、信長の援軍をまったく必要としていなかったにも関わらずです。
信長からすると「やれやれ、秀吉め。最後はワシが手助けしてあげねばなるまい」と、悪い気はしませんよね。
オイシイ手柄を主君に差し出す。すばらしいの一言です。僕たちサラリーマンは見習うべきでしょう。
「上司に手柄を横取りされた」ではなく、むしろ「手柄をみずから上司へ差し出す」
このマインドが顧客(上司)を喜ばせます。
おいしい所は上司に差し出す前提で、仕事を組み立てましょう。Giveの心がけです。
手柄を立てさせるべし
③ ”助けてください”
優秀であればあるほど、自分で何もかも仕事を片付けがちです。
そうではなく、顧客である上司をもっと頼りましょう。具体的には「助けてください」と相談しまくりましょう。
頼られて悪い気がする人間はいません。
そして、顧客(上司)もイチ人間です。
ましてや、助けてくださいと自分にHELPを求められたら「しゃぁない、一肌脱いでやるか」となるのが人情です。
こういうウェットな人情を重んじる人間が、いつの世も顧客(上司)を喜ばせます。
もっと人に頼ってみましょう。「助けてください」はシンプルかつ最強のフレーズです。
甘え上手になりましょう
まとめ
サラリーマンのゴールは「役員」であり、その意味で「上司」は顧客と言えます。
顧客を喜ばせるツボをおさえて、したたかに&楽しくサラリーマン生活をサバイブしましょう!
仕事の成果≠会社の評価。顧客(上司)を喜ばせよう。
- サラリーマンの真の顧客は上司
- よい顧客=出世する上司=あなたを出世させてくれる人
- 顧客(上司)を喜ばせよう
- 3つのポイント=「期待値調整」「手柄を差し出す」「助けてください」
したたかに参りましょう
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