社費留学って興味あるけど、実際どうなの?
本記事は大企業サラリーマンとして社費留学を勝ち取った運営者が、社費留学のポイントを解説します。
運営者は商社に勤めながら、会社のオカネで米国西海岸の大学院へ留学させてもらいました。
正直、数千万円の体験価値があったと自負しています。
その経験を余すことなくお伝えしますので、ぜひお読みください。
大企業サラリーマンなら社費での留学チャンスを狙いましょう!
- 社費での留学に興味はあるけど不安…
- 社費で留学するメリット・デメリットって何?
- どうやって社費留学を勝ち取ればよいの?
- ぶっちゃけキャリアにどう影響するんだっけ?
- 大企業の社費留学制度の実態
- 社費留学で得られることとリスク
- 社費留学を勝ち取るために必要な力・準備
- 帰国後のキャリアイメージについて
実際にぼく自身は、社費留学後の数年後、専門商社→総合商社へ年収1.5倍UPで転職できました。
正直、ビズリーチ
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ビズリーチ1強です
- 米国大学院への社費留学をGETした大企業サラリーマン(商社マン)。
- TOEIC975点、英検準1級。英語によるビジネス交渉実績多数。
- 英語力で社内で”何者か”になり最速出世&美味しいポジションを満喫中。
- 大企業サラリーマンなら社費留学を狙うべし。
社費留学って何?
社費留学って何かご存じでしょうか?
それは会社が「ヨシ!」と認めた社員に対して”投資”してくれることです。
具体的には、会社の費用(社費)で、MBAなど特定のリテラシーを留学で習得させてくれる事です。
社費留学=まぁまぁ狭き門
民間企業は、投資する以上リターンを見込みますよね。
社費留学も、競争力の源泉となるヒト(人材育成)への投資です。
投資してもヨシ!と社員にしか、社費留学は認められません。
その社内倍率は数十倍~100倍とも言われ、それなりに狭き門をパスする必要があります。
投資コストは2000-3000万円?
運営者は留学前に、「お前には2000万円の投資なんだから、そこんところよろしくな!」と何度も役員から口酸っぱく言われました。笑
この2000万円は留学にかかる大学院費用、現地居住費用、その他もろもろ管理コストです。
これに加え、留学中も給与が発生します。
つまり、給料をもらいながら、業務としてMBAを習得できるわけです。
当然、大学院や居住国によってコストは上下しますが、会社は社費留学で2-3000万円を社員に投資することと言えます。
個人だとまぁまぁな金額ですね
「将来の幹部候補を育てる」
誤解を恐れずに言うと、事業会社における社費留学とは、将来の幹部候補を鍛えるためのプログラムです。
企業側のロジックはこうです。
会社のオカネでビジネス基礎体力を鍛え上げ、グローバルな見聞を広めて、人脈も形成してもらいたい。
そしてそれを会社に還元してもらいたい。
そのための手段として、社費留学は数十年もの間、大企業で運用されてきました。
以降、本記事では社費留学のメリット・デメリット中心に、僕自身の経験を交えてお伝えします。
社費留学のメリット4選
社費での留学メリットは大きく4点です。それぞれ解説します。
会社負担でビジネススキルが鍛えられる
まずはじめに、自分自身でビジネスレベルUPのために2000万円もの大金を投資できるでしょうか。
大半の人は金額感的に難しいと思います。
僕自身はMBAのエッセンスとなるBA:Business Administration(経営管理)と、Marketing(マーケティング)の2つをdiplomatとして社費で修了しました。
つまり実質タダでした。
また、その学びは今でもあらゆるビジネスシーンで役立っています。
ビジネス全般のリテラシーを、包括的に、かつ、最新のトレンドを踏まえて本気で学ぶ経験は、人生において貴重ですよね。
しみじみです
視座・視野・視点がレベルアップする
短期間で考えたこともなかった領域の知識・リテラシーを叩き込みはじめて、一歩会社から離れた視点で俯瞰すると、自分自身のものごとの考え方や見方がレベルアップします。
いわゆる具体的な仕事を抽象的にとらえる力が養われていると言えます。
俯瞰して仕事、市場、産業、世の中を見渡す経験は、あらゆるモノの見方・考え方を変えてくれます。
変わった後の自分自身は、きっと一段とレベルアップした大企業サラリーマンです。
自分の市場価値に「箔」がつく
いわゆるMBAホルダーとなると、それだけで転職市場では「タグ」がついて強くなります。
英語力は当たり前ですが、社費留学生に選出されてちゃんとコミットして努力できる人材という「箔」が自分につきます。
いわゆる、分かりやすい転職の武器でアタリ人材として認知されるようになります。
留学中も給与が発生する
社費留学の良い点は、雇われ社員として学びながらも給料がもらえることです。
会社を辞めて自分の力だけで留学することは否定しませんが、やはり留学中に給料が振り込まれる状態は抜群の安心感があります。
実際に米国留学中の日本人クラスメイトは、大手製薬会社を辞めて自分のオカネで留学&生活コストを賄っていたのですが、「大変そうだな…」と強く感じました。
その点、社費留学であればオカネの面は全く心配が要らず、むしろ留学中は必要以上の支出が発生しません。
僕のケースでは、むしろ数百万円単位で貯金が増えて帰国しました。
冷静に考えるとすごいですね
社費留学のデメリット3選
社費で留学をすることのマイナス面に目を向けると、大きく3つのデメリットが挙げられます。
会社へのコミットメントが発生する
「帰国後にすぐ転職されたら投資が水の泡」
社員を送り出す会社の心配を解消するために、コミットメントを留学前に表明することがあります。
誓約書フォーマットに【帰国後XX年間は退職しないものとする】と明記してサインをする行為です。
運営者のケースでは【帰国後3年間は退職しない】という誓約書にしっかりサインを求められました。
とはいえ、この問題は昔からある問題です。
人生100年時代の生き方を考えたときには、転職や起業は当たり前のオプションになってきています。
これからは会社側も柔軟な対応が求められることになるかも知れませんね。
留学先・プログラムは選べない
仮に自分がどんなに留学したい大学院や教育機関があったとしても、基本的に社費留学では留学プログラムは選べません。
各企業がすでに運営している社費留学プログラムであらかじめ決められた内容に沿って学ぶことになります。
大半の大企業では、MBAプログラムです。
企業が独自に提携している大学院のMBAプログラムに派遣される仕組みです。
(※噂では業界トップの〇〇商社は某米国トップMBAプログラムに毎年数席の枠を確保しているとか)
何が何でも自分の希望プログラムがあると厳しいですね
何にせよ色々とタフな環境になる
元々、MBAはじめとする大学院への留学プログラムはそれなりにタフです。
知的な質として噛み応えのある内容を、基本的にすべて英語で学び、アウトプットすることが求められます。
毎日の宿題量が半端ない量で、予習復習を100ページ単位すべて英語で行いつつ、グループワーク作業を進めて夜中まで議論する…
自分自身で振り返って、かなりタフな環境だったと思います。
加えて、社費留学で派遣されている身としては、サラリーマンとして給与をもらっている手前、プログラムにコミットして貪欲に学んでいるというレポートも定期的に必要です。
要は会社に対して「俺はこんなに成長しているんだ!」というPRを兼ねた必死さアピールも重要になります。
肉体的・精神的にタフな環境になることは間違いありません。
その代わり、そのリターンは大きいと言えるでしょう。
体力勝負な側面もあります…
社費留学の勝ち取り方
では一体どうやって会社のなかで社費留学をGETすればよいのでしょうか。
ここでは運営者自身の経験から、3つの必要要素をお伝えします。
大前提=いい社内評価
まず大事な前提として、あなたが社内で「イケている」状態として周囲に認めてもらうことです。
周囲とはつまり、あなたの上司に他なりません。
私達大企業サラリーマンの真の顧客は上司なのです。
社費留学はおおよそのケースで人事・役員面談が発生しますが、あなたの上司評価が×だと「足切り」に遭います。
まず会社として投資に資する人材であるか?
この1点を突破するためには、日頃から上司から「こやつはデキる部下である」との評価を抜かりなくしておきましょう。
サラリーマンゲームの本質です
英語力
次点で重要な要素は英語力です。
上司評価がよくとも、会社があなたを英語がデキるキャラと認めてくれないと社費留学の門は突破できません。
具体的には、TOEICで少なくとも900点はクリアしている状態にしておきましょう。
MBAの場合は、そもそも大学院側がTOEFLスコアを100点~110点以上をMUSTとしているケースが多々あります。
会社の社費留学ガイドラインを熟読のうえ、着々と準備を進めましょう。
当ブログでは、地味ですが本当に使える英語力として瞬間英作文トレーニングをオススメしています。
場合によっては社内で英語面接があるケースもあります。オンラインビジネス英会話で備えましょう(僕のオススメはHanaso bizです)
熱意
最後はマインドの話です。
会社も2-3000万円もの投資を行うに足る人材か、見極めるための面接を行います。
実際に僕のケースでは、英語によるグループ役員面接1回、個人役員面接 x 2回と、合計3回もの面接が行われました。
ポイントは熱意、具体的には自分が留学を経て何をどうしたいのか?どうしようとするつもりか?を語ることです。
単に自分自身の目線ではなく、会社にとってのWIN目線を意識して必然性を訴えるべきです。
つまるところ、「本気」が伝わるかどうかが重要だったり
熱は大事です
社費留学後のキャリア
晴れて社費留学を経て帰国した後、会社の期待を背負い新たなキャリアを社内で歩むことになると思います。
運営者自身も、社費留学前は営業畑一本筋でしたが、帰国後のキャリアは新事業企画・開発や、経営企画に近いポジションへと徐々に移行しています。
とはいえ、自社のなかに閉じず、留学で一段とレベルアップした自分のキャリアを俯瞰して棚卸しすることをオススメします。
自分の市場価値を確かめるべし
会社へのコミットメントがある手前、キャリアチェンジを帰国後すぐに検討することは難しいかもしれませんが、少なくとも可能性を探ることは重要です。
ぼくは帰国後すぐにビズリーチ
結果的に数年後、このときの行動がきっかけとなり転職をバシっと成功させられました。
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今回の転職では大企業→大企業と狙い通りでしたし、その戦略的理由についてはこちらで解説しています。
令和は自分でキャリアを創る時代です
社費留学後に転職して全く問題ない
「社費留学時の会社との約束であったX年間の在職はとうに過ぎ、十分に会社への恩返しはできた。」
そう感じた僕は、キャリアアップと未来のために転職しました。
自分を社費留学に送り出してくれた役員に報告すると、「自分の一度きりの人生。悔いないように頑張れ、応援する」
と、熱い激励をもらい思わず男泣きしました。
また、事務手続きのうえでも、会社から社費留学コストを返せという話も出ず、穏便に退職ができました。
この経験から、社費留学の恩をしっかりと会社に返せた後は、自分自身のキャリアを創るための行動をとるべきだと思います。
まとめ
本記事では社費留学のすべてを丸裸に解説しました。
大企業サラリーマンなら社費留学を狙うべし。
- 大企業は社費留学に2000万円+/人を投じて幹部候補を育てる
- 社費留学で得られるメリット>>デメリット
- 社費留学に必要なのは「上司評価」「英語力」「熱意」
- 帰国後はキャリアアップも視野に(オススメはビズリーチ
)
狙う価値は多いにアリアリなので、ぜひチャレンジをオススメします!
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