大阪ガスの中途採用ってどんな面接なの…?!
関西屈指のインフラ企業、DAIGAS(大阪ガス)。
本記事では、前回の1次面接につづき中途2次面接レポートを解説します。
DAIGASへのキャリア転職に興味がある方は、ぜひお読みください!
- 大阪ガスの中途採用面接ってどんな感じ?
- 1次や2次では何が聞かれるの?どんな準備をすればいいの?
- 面接の雰囲気は?
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大阪ガスの中途採用フロー
大阪ガスの中途採用はポジションに関わらず、以下のプロセスで進みます。
Zoomで開催されます。
人事から2次面接までにうけるようにガイダンスがあります
大阪本社で実施されます
同じく大阪本社@淀屋橋で実施されます
日系大手企業とおなじオーソドックスな選考フローです。
大阪ガスの1次面接通過後
通過の連絡はとてもはやく翌日もらえました。
他企業でお世話になっていた関西圏に強いエージェントにそれとなくヒアリングしたところ、「かなり早いレスポンス」ととのこと。
おそらく手前味噌ながら、評価が良かったのだろうとやや天狗になります。
続けてSPI試験を受けるような案内と、2次面接スケジュールの調整連絡を着信。
仕事の合間を縫って、1次面接の約2週間後に大ガス本社@淀屋橋で設定完了し、SPI試験をWEBで受けます。
SPIの結果は不安が残りますが、いざ2次面接です!
大阪ガスの中途採用(2次面接)
とある日の午後、スーツに身を引き締めて重厚感のある大阪ガス本社ビルに到着しました。
なかなか歴史と重厚感のあるビルです。さすがDAIGAS。
エントランスに歩を進めます。
こんにちは
こんにちは。本日中途採用面接でお約束いただいていますHiroと申します。人事のXXXさんにお取次ぎをお願いいたします。
はい、承っております。少々お待ちください。
数分後にZoomでお会いした人事担当が来てくれます。
この前はどうもお疲れさまでした。人事のCです。本日もよろしくお願いしますね。
こちらの部屋で少しお待ちくださいね。今日は部長さんと、この間のBさん、それから人事担当者が面接対応します。
3分ほど待ち、いよいよ緊張の2次面接スタートです。
本日はよろしくお願いいたします。XXX部門を率いているAと言います。
この間はありがとうございました。Bです。本日はよろしくお願いいたします。
私は人事部門のCといいます。よろしくお願いします。
本日はよろしくお願いいたします!Hiroと申します。
部長のAさんのキレモノ感と圧をやや感じつつ、とにかく緊張しながらも出し切ろうと決意します。
前回の1次面接で僕をトスしてくれたであろうBさんは相変わらず柔らかい印象でほっとします。
そこに新たな人事担当と、案内役をやってくれた人事のCさんという構図で、4:1の面接が進みます。
では簡単に自己紹介をお願いできますか?
Hiroと申します。
新卒でXXX社に入社し、営業部門とYYY部門での仕事を経験しました。直近ではプロジェクトに参加し貴重な経験を積んでいます。本日は貴重な機会を頂きありがとうございます。よろしくお願いいたします。
有難うございます。
当社への志望理由も簡単で構いませんので教えてください。
1次と同じ流れなので、変わらずに志望理由を伝えます。
1点目はこれまでのキャリアで培ってきた強みであるもある「新しい仕事を作り出す」ことに取り組めることです。現職では”新”にたいする取り組みが矮小化しており、自社では自分がやりたいことは実現できないと感じています。
2点目は「みずからがよりオーナーシップを持った環境で働きたい」からです。現在従事しているプロジェクトでは、さまざまな組織とコミュニケーションを行いますが、トップの不明確な意思のもとで多様な意見があり、自分自身で主体性を打ち出すことは難しい状況です。
そうではなく、経営層、マネジメント、現場とベクトルが束なった環境で自らオーナーシップを持ちながら働きたいと考え、転職を決意致しました。
ありがとうございます。
ここまではウォーミングアップの雰囲気が漂っています。
にしても、面接官Aさんのかもしだす圧がすごい…
1次面接でHiroさんは現在プロジェクトに取り組んで、色々な社内の人たちと仕事をしていると聞かせてもらっています。そのなかで、色々と仕事を進めるうえでの工夫みたいなものがあると思いますが、どのような工夫をして社内と仕事をしていますか?
社内の工夫か…今思うとアタリマエな質問ですが、そこまで考えていなかったのでやや焦ります。
そうですね、プロジェクトと部門での会話の際には、できる限り寄り添いを大事にして仕事を進めています。例えば、プロジェクトの旗印を振りかざして「こうやれ!」という進め方ではなく、たとえこちらが正しいと思ったとしても、相手の立場に立ってどう受け止められるか?を意識しています。
んーなるほど。もう少し、具体的な寄り添いの仕方って経験はお話できますか?
あ、はい。
例えば、ある部門との公式なミーティングの場で、プロジェクトのチームリーダーとして意見を述べて相手の議論をした際に、どうしても相手が納得がいっていない反応だったことがあります。そのときに、業務後に個人的に連絡して、夜の飲みのばで「プロジェクトとしてXXXと言っていますが腹の内はYYYです」と本音で語る機会を設けることも意図的にやっています。
そうすることで、相手もドアを開いてポツポツと本音を語ってくれるようになりますし、なによりもプロジェクトを応援してくれる人に変化してくれます。このように業務のソトの時間も使って、相手に寄り添うようなこともやって参りました。
人的なお付き合いを通じて相手に寄り添う、ということですね。わかりました。
絶妙に自分としても伝わり切っていない感触で、相手もわかっていない雰囲気ですが、面接は進みます。
Hiroさんはどんな時にストレスをお感じになりますか?
いわゆる定番のストレス耐性質問ですが、まったくの初見だったので内心焦りつつ語ります。
はい。
そうですね…相手が仕事にやる気がないことが見え透いたときにストレスを感じます。自分の時間がムダに感じます。
あ、つい本音を言ってしまいました…これはやばいと思いつつも、一種のあきらめを感じます。
・・・なるほど、ですが仕事を通じてコミュニケーションする方は全員が全員やる気に満ち溢れているワケではありませんよね。そんなときにHiroさんはどうやって乗り越えるのですか?
はい、そのような人と仕事でコミュニケーションをする際には、苦手だと思わずにむしろ自分から積極的に距離を詰めて相手のいいところを探す努力をします。そうすることで、、悪い面よりもイイ面に目が行く状態をつくります。
嘘です。
が、言ってしまった以上はもはや止められません。
そうですか。具体的にそうなさるとき、どのような行動をとられますか?
やはり9-17時のコミュニケーションではなく、夜の付き合いが好きな会社ということもあり、自分からあえてお酒の場にお誘いしてコミュニケーションします。
・・・なるほど、わかりました。
これは…ダメかもしれないなという空気が流れます。
改めて私からも質問です。XXXというプロジェクトの勘所として、Hiroさんは何が一番大事だとお考えですか?
XXXというプロジェクトは、やはり会社がどうあるべきか?ということを真剣に考えて言語化することが一番大事だと思います。
そうしないと、目的が不在の手段選考のプロジェクトになってしまい、そもそも何をしているのか分からない状態になりがちです。リーダーはまず目的を掲げ、それを念仏のように唱え続けることが何よりも大事だと思います。
私も同感です、ありがとうございます。
面接官Bさんとは波長が合ってますね。
この方が2次に引き上げてくれたので当然といえば当然ですが。
Hiroさんのパーソナリティについて質問させてください。
ご自身でプライドは高い方だと思いますか?
はい。健全なプライドは持っていると自覚しています。
プロとしてイイ仕事をするためには、自分の成果にプライドを一定持つ必要があると考えます。プライドが高すぎて行動が出来ない、失敗が怖い、というのであれば、プライドの高さは問題ですが、自分自身を成長させるプライドは持つべきだと思います。
ありがとうございます。よくわかりました。
ちなみにHiroさんは周りからどんな人だと言われますか?
チームメイトからは物静かそうだけど内面は熱いと評されます。自分自身でも自覚していますが、一見は静かに見えますが、パッションは熱いです。
んー、具体的な周りの声とかお話していただけますか…?
えっと…そうですね‥・少々お時間いただいてもよろしいでしょうか。
ここでアクシデントにより、頭の回転が止まり15秒ほど考えますが、なかなかエピソードがひねり出せません。
頭がややパニックですが、なんとか話をひねり出しましたが、自分でも何をいっているか分からないお粗末なエピソードを語ってしまう痛恨のミス。
これは終わりました…
・・・はい、ありがとうございます。私からは以上です。
最後に私から質問です。今のプロジェクト概況と、仮にご縁があった場合の入社可能タイミングを教えてください。
はい。
現在のプロジェクトはAAAフェーズです。具体的にBBBやCCCをやっています。そのため、本フェーズが終わるX月が私の希望する貴社入社タイミングとでございます。
この質問、事務的に聞かれているのでしょうが、薄い脈のなかで答えるのはツラいものがあります。
ありがとうございました。
以上で本日の面接は終了となります。
何か最後に質問などありますか?
完全に「落ちたな」と思いましたし、会話のキャッチボールがうまくいかなかったため、最後はそのまま引き上げます。
いえ、特にございません。本日は貴重なお時間を頂戴して、誠にありがとうございました。
深々とお辞儀をして、そのまま面接官Cとともにエントランスへ向かい、見送られて終了です。
ひとえに準備不足と1次の手ごたえから手抜きをしてしまっていました。
大阪ガスの中途採用(2次面接)の結果
落ちたな…
と終わった瞬間から感じ取っていました。
約1週間後。
予想通り、不合格の連絡をもらいました。
- SPI試験への対策が甘かった
- 面接で一般的に質問される内容に対する答えの用意ができていなかった
- 具体的なエピソードトークが弱かった
- 想定外の質問にフリーズすることがあった
- 自信が無くなりおそらく「声の張り」も弱かった
そりゃ落ちるわなという内容で完敗です。
これにて大阪ガスの中途採用面接レポートは終了です!
関西の雄、いい企業です
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