旭化成の中途採用面接ってどんな質問が来るの…?!
化学業界のトップティアである旭化成(Asahi Kasei)。
本記事では、僕が実際に体験した旭化成の中途採用面接をリアルに解説します。
前回記事で1次面接を無事に突破し、今回は2次面接のレポートです。
旭化成へのキャリア転職に興味がある方は、ぜひお読みください!
- 旭化成の中途採用面接では何が聞かれるの?
- 面接の雰囲気は?どんな人が出てくるの?
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旭化成の中途採用面接(2次)
1次面接からとんとん拍子に調整が進み2次面接@Teamsです。
Teams待機室からのいよいよスタートです。
本日はよろしくお願いいたします。
人事のBです。
あ、はい。XXX部門のリーダーを務めているCです。
よろしくお願いします。
課長Cさんがおそらく直属のボスになるであろう人です。(エンジニア感が強いです)
2次は人事が口火を切る形でスタートします。
早速ですがHiroさんの自己紹介と強みを教えてもらっていいですか。
はい。改めて、本日は貴重なお時間をいただき有難うございます。
Hiroと申します。本日は何卒よろしくお願いいたします。
大ガス面接で口に馴染んで来た感のある自己紹介と簡単な自分の強みをスラスラっとコンパクトにしゃべります。
ありがとうございます。
志望動機と、転職理由を続けて教えてください。
はい。1次面接で申し上げました通り、志望動機は3点あります。
①旭化成DNAへの共感すること
②魅力ある社員が多くいらっしゃること
③グローバルな商売に携われること
今回転職を決意した理由は、自分自身の強みを活かした仕事に従事したいためです。 現在、ZZZをミッションとした社内プロジェクトをチームリーダーとして牽引しています。
しかしながら、私の強みは抽象的なレベルから商売の絵を描き、マーケットを実際に歩きつ商売に仕上げていく力であり、現在の働き方にギャップを感じています。
さらに、現職では自分の望む働き方が実現できないことから、転職を決意致しました。
なるほどありがとうございます。
人当たりがよい人事の方で、フレンドリーに会話ができます。とてもいい空気です。
この間、仮想ボスである方はウンウンと頷きながら無言ながらもZoom越しに相槌。
ちなみに現職は新卒からお勤めだと思いますが、
なぜ現職企業に入社されたのでしょうか?就職活動の軸とあわせて教えてください。
はい。就職活動時は日本を裏方として支えながら、グローバルに活躍したいという思いで商社業界を志望していました。そのなかで現職は特に人柄で自分に大変マッチすると選考のプロセスで実感したため、入社を決意しました。
グローバルに活躍したいという思いは、私自身の原体験としての学生時代の留学によります。
ここで学生時代のナマの原体験を語ります。
ありがとうございます。
具体的にどのような点が、現職企業の人柄において魅力的だとお感じになられたのですか?
とても裏表のない誠実な人達という印象を持ちました。
それはOB訪問の回数が多かったこともありますし、お会いした方々が全員学生目線で寄り添って会話のキャッチボールをしてくれたことや、会社の良い点・悪い点を包み隠さずすべてオープンに語っていただいた印象を持った点です。
それはいいですね。
OB訪問の回数が多く、その点真摯なご対応ですね。
Cさんそれではそろそろバトンをお渡しします。
改めて本日はよろしくお願いします。Cです。
早速ですが、これまでなさって来た具体的な業務を教えてください。
よろしくお願い致します。大きく3つの業務を経験してきました。
具体的には①営業・②事業企画・③YYY領域のプロジェクトマネジメントです。
このCさん、エンジニア方向の覇気をややまとっておられ、すこし独特なオーラです。
いい人なのですが、やや答えづらい印象…
なるほど、大きく3つの仕事に取り組まれてきたこと分かりました。
そのなかで、どのような実績を上げられてきたかもう少し教えてもらえないでしょうか?
①の営業マン時代にはAAA産業の既存ユーザー商権を守り育てていくことで、着実に売上利益を伸ばし、7年連続で個人営業予算を達成し続けてきました。
②では、AAA産業のなかでもXXXの市場に狙いを定めて海外パートナーを巻き込み、市場ニーズに合致するプロダクトをゼロからイチで生み出すことができました。結果として、この仕事は現在営業部門のなかで中核ビジネスとして花を開いてYY億規模に育っています。
③は直近でして、経営陣や現場の間を駆け抜けながらプロジェクト構想をチームリーダーとしてまとめあげることに貢献し、チームを牽引しています。
ありがとうございます。
②のお仕事についてどのような役割を担っていたのですか?
2チームのうち、1チームを実質プレイングマネジャーとして牽引していました。私含めて7名のチームでしたが、シニアメンバーとして成果を追い求めつつ、若手社員の指導・育成もみずからのミッションとして担っていました。
それは大変な責任を負っていらっしゃったのですね。
どうやらここまでOKなようです。一安心します。
話は少し変わりますが、Hiroさんは旭化成で何を実現したいですか?
貴社に入社できましたら、グローバルでの成長に寄与できる仕事に携わりひいては国益に貢献したいと考えています。貴社は日本の重要産業である化学に重心を置いた、これからの日本の勝ち筋を担うべき貴重なものづくり会社であると考えています。数少ない日本発で世界に勝負できる打ち手として、貴社ならではの「化学」領域で、グローバルスタンダードを狙っていく仕事に携わって、自分自身もまたその過程で成長を実感していきたいと考えています。
そうおっしゃって頂いて光栄です。弊社のプレゼンスをぜひグローバルで更に盤石にするお仕事に一緒に取り組めるといいですね。
どうやら感触はよさそうです。
Hiroさんはお仕事をするうえで、色々なご苦労をなさって来たと思いますが、どうやってそれらを乗り越えてモチベーションを維持してきましたか?
はい、例えば②の仕事のときに~~~ということがあり、胃も痛く夜も眠れないということが3か月ほど続いたことがありましたが、このとき、目的に立ち返りゴールを明確に関係者と再確認するという基本的な動作を常に忘れずに行うことで、隘路にはまりつつあった難所をプランBに切り替えることで無事に乗り越えることができました。
その経験を通じ、自分のなかでクリアすべき問題・課題を言語化し、それらをまず相手に伝え少なくとも共感を得ることで自分自身をモチベートすることの重要性を学びました。この所作はいまでも私の大事な行動ポリシーとして、まず言語化し相手に伝わるようにするということは、大事な自分自身のモチベーション維持につながっています。
それから、どんなに忙しくともプライベートでは自然のなかでゆっくり時間を過ごすことを大事にしていまして、モチベーション維持に役立っています。
ありがとうございます。
それから、先ほどチームをシニアメンバーとして牽引していたというお話がありましたが、そのときに大事になさっていたことや工夫を教えてもらえないでしょうか?
工夫と申しますか、常に意識していたことは勝ち癖をつけることです。そのためには、どんなに小さくてもいいので、少しでも早いタイミングで成果を出す環境づくりに努めていました。
そのために、上長に限らず、関係者にとっての成果をはやめに合意し、タイムラインを意識しつつ、成果となる事例ができたらチーム全体で祝福するように心がけていました。それはアフター5の飲みも含めてです。
そうすることで、少しずつ仕事に対する自信を養ってもらい、ゴールにむけて自走できるよう背中を押しておりました。
なるほど、早めの成果というのはビジネスパーソンとして意識したいポイントで私も勉強になりました。
ここまでお話をお伺いすると、大きな失敗といえるご経験は少ない印象ですが、失敗談を教えてもらえないでしょうか?
失敗談は数多ございますが、例えば営業マン時代に…
貴重なご経験をなさっていらっしゃるのですね。有難うございました。
Cさん、何かご質問はありますか?
特にないので大丈夫です。
最後にHiroさんからのご質問はありますか?
本日は改めて誠にありがとうございました。
具体的な想定業務とポジションについて教えてください。
私の理解では~~~という仕事において、~~~をミッションとしてグローバルに活躍でき得るポジションだと考えていますが、補足などあればぜひとも教えて頂きたいです。
ご質問ありがとうございます。想定しているポジションは仰る通りで、グローバルに活躍できるチャンスが用意されています。専門性が求められつつ、グローバルな経験やタフなマインドが要求されますので、Hiroさんのような人材を想定して今回募集しています。
なんとステキなコメントでしょうか。これは…イケたのでは…と手ごたえをここで感じます。
では本日の面接は以上となります。
結果は数日以内にご連絡いたします。本日は誠にありがとうございました。
ありがとうございました!失礼致します。
QAもほぼ想定通りで、しっかりと受け答えできた自信があります。
旭化成の選考はWEB情報で言われている通り、本当にオーソドックスな質問が多く、回答しやすかった印象です。
その分、回答の厚み(質)がしっかりと面接官に吟味されているように感じました。
最後のCさんのコメントで「これはもらった」と感じましたが、果たして。
旭化成の中途採用2次面接の結果
1次面接と同じように、翌日すぐに通過のメールを着信。
無事に2次面接突破です。
次は3次面接で最終とのこと。気合が入ります。
次回は最終3次面接です!
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