大企業に勤めるサラリーマンの未来に不安を感じたことはありませんか?
サラリーマン=オワコン説を聞いて、心配になったり、ベンチャーへ転職した友人の話を聞いて隣の芝生を青く見えたりしますよね。
ですが、そんな心配は不要です。大企業サラリーマンキャリアには可能性しかありません。
本記事では、転職経験を持つ商社マンの僕が、サラリーマンが全然終わっていないと思う6つの理由をお伝えします。
大企業サラリーマンキャリアにモヤモヤとしているあなたの心を明るくするヒントが満載ですよ!
- 大企業サラリーマンだけど、このままキャリアを重ねていいのか不安。
- 自分が”何者か”になれるのかどうかが分からない。
- 「副業!」「FIRE!」の話題ばかりで大企業勤めが心配だ。
- 大企業サラリーマンだからこそ味わえる6つのメリット
とか言いつつ、どうせポジショントークなんでしょ…?
僕もキャリア戦略を練って、大企業→大企業のキャリアチェンジでサラリーマンを続けています!
- 「大企業サラリーマンはオイシイし、なんだかんだ最強👍」
英語で大企業サラリーマンLifeをハックしています!
- 米国留学をGETして転職後に1.5倍の年収UPに成功した商社マン。
- TOEIC975点、英検準1級。英語によるビジネス交渉実績多数。
- 英語力で”何者か”になり最速出世&新たなキャリアを開拓中。
大企業サラリーマンはオワコンと言われる理由
「つまらない」と思われる大企業サラリーマン
まずは、世の人々がGoogleで「大企業」「サラリーマン」でどのような検索をしているのか見てみましょう。
一番に検索ヒットするのは”つまらない”なんですね…
たしかに”つまらない”と感じることはあります。例えば…
・とにかくスピードが遅すぎる!変化の激しい世の中では負け組になってしまう!
・イケてないおじさんたちが多すぎる!尊敬できる先輩・上司がいない!
・お役所のような固い組織とムラ社会の空気が息苦しい!つまらない!
・大企業では何者にもなれない!成長機会の多いベンチャーにいくべき!
どれも間違いではありませんし、否定もしません。実際に僕自身も20代のころには、よく同僚と赤提灯居酒屋で「この会社はダメだ!」とクダを巻いていました。笑
オワコンを人のせいにするのはやめてみよう
なのですが・・・立ち止まって俯瞰すると、これらつまらない批判はすべて他責思考なんですよね。
「自分と周囲を正しく理解して、考えること=メタ思考」がサラリーマンが持っておくべき頼れるスキルです。
つまり、他責思考のままでは他人や環境が悪い、という所から抜け出せず成長できません。
他責ではなく、自責のマインドを持ったうえで、自分とものごとを客観的にとらえて、意識や行動を変えることが結構大事です。
大企業サラリーマンはつまらない!ともしも感じることがあれば、一度立ち止まって、その原因は自分自身にないかをよく見つめてみることをオススメします。
では理由を深くみていってみましょう!
大企業サラリーマンが終わっていない6つの理由
では転職しても大企業サラリーマンとして働く僕の目線で、6つの理由を解説します。
理由① 社内で”何者か”になるためのコスパが良い
仕事をしだすと学ばない人ばかり
学び続ける努力さえ辞めなければ、同世代で頭ひとつ飛び出すことが出来る。
みんな学びを止めますからね。これ本当です。
大企業に入るまで。大学/高校/中学校/小学校に入るまで。
部活動やスポーツ活動で。
結果を出すために学ぶ力を持っているはずなのに、大半のサラリーマンは一度働きはじめると学びを止めます。
ここにチャンス(機会)があります。
99%の周りの人々が学ばない中で、淡々と自分だけの武器を鍛え続けましょう。この武器があなたを何者かにしてくれます。
僕の場合、英語力という刃を研ぎ続けました。
僕が新卒で配属された部署は、商社といえどグローバルとは縁遠く、泥臭い国内問屋営業がメインの仕事でした。
そのため、日々の仕事は00%日本語で事足りていました。
ですが、「この環境に馴染みすぎると、単なるデキる営業マンで終わってしまう」と懸念した僕は、社内で【何者か】になるための武器づくりに着手しました。
その武器が英語力だったのです。
”何者か”になる英語力のすゝめはこちら!
学びを止める人たちを差し置き、自分だけの武器で ”何者か” になるコスパが良いのは大企業ならではですね。
理由② 社内評価が複利で膨らみやすい
続いて、 大企業サラリーマンとして社内で”何者か” になると…こんないい事が起こってきます
あなたにしか頼まれない仕事が舞い込んでくる。
いわゆる”余人を持って代えがたい”という評価を受けられます。
わかりやすくいうと、いわゆる【仕事がデキる奴】になるということです。
あなたでなければダメだ!という状態をつくると、大企業サラリーマンは最強になってきます。
「この人だったら大丈夫、どうしても必要とされているという状態が人として仕事ができているということです。」
楠木健・山口周著『「仕事ができる」とはどういうことか?』
この状態になると様々な仕事の相談があなたの元へやってきます。
あなた=仕事がデキる奴の印象をひとたび獲得すると、それは雪だるまのように複利で拡大していきます。
複利効果は絶大で、実力以上の社内評価が勝手にできます。こうなると、後は勝手にあなたの株が上がっていきます。
僕はこうして、英語力を社内評価という”雪だるま”の核にして、社内評価を勝ち取り、社費留学生に選抜され、自分の望む部門異動を実現してきました。
理由③ ”疑似転職”が経験できる
視点を変えて、大企業サラリーマンが自分自身で気づきにくいメリットはこちらです。
大企業内の部門をまたがる異動は、疑似的に転職を経験していることと同じ。
伝統的な大企業は「ジョブローテーション」により、数年単位の部門異動を人事制度として行うケースが多々あります。
大企業であればあるほど、”社内転職”をしているようなものなのです。
なぜか。
そもそも大企業が大企業と呼ばれる所以は、その事業規模の大きさと事業領域の広さにあります。
また、大企業は大なり小なり、縦割り化された組織構造になっています。
つまり、隣の部門にひとたび移動すると、これまで経験してきた仕事(その先にいるお客様への価値提供)と全く異なる仕事が行われています。
また人事部門も、基本ポリシーは社内異動は奨励するスタンスです。
つまり、大企業サラリーマンは違う部門への異動によって疑似的に”転職”を経験できるのです。
ちなみに僕は2度の部門異動を自らの意思で切り拓きました
- 営業部門(入社後に配属)
- 新規事業部門①(留学を終えて偉い人に直訴して獲得)
- 新規事業部門②(社内公募でポジション獲得)
- 特命プロジェクト部門(偉い人から指名されて異動)
結局キャリアチェンジの決断に至りましたが
理由④ 超安定した事業基盤
大企業はやはり”強い”し、日本のサラリーマンの上位1%の高待遇を受けている。
国内における大企業の割合は、約0.3%。国内にある企業の総数は421万社ですから、「大企業数は約0.3%で、およそ1.2万社」「大企業以外の中小企業は約99.7%で、およそ419.8万社」と算出できます。
https://www.kaonavi.jp/dictionary/daikigyo_teigi/
とはいえ、大企業ってこれからどうなるのか分からないよね…?
100年後も安泰!とは言えないけど、それでも大企業が持っているヒト・モノ・カネは超強力ですよ
あなたが今勤めている会社を倒すための競合企業をつくるためには、どれぐらいのヒト・モノ・カネが必要ですか?
大企業が大企業なのは【持てる者】として、目に見える&見えない巨大な資産を持っていることです。
だからこそ、持てる者として横綱相撲ができます。
つまり、勝てる時に・勝てる所で取り組むだけで、商売が廻る仕組みが出来あがっているのです。
一方、持たざる者であるベンチャーや中小企業、フリーランスは大企業と違う土俵で、違う戦い方をするのです。
いくらデジタル化やあらゆるテクノロジーが急速に進展しようが、大企業の持てる者としての体力と仕組みは強靭です。
こういう大企業批判は、ある意味当たり前だと思います。
大企業は慎重かつゆっくりと横綱相撲を取るための巨大な事業資産と強靭な仕組み・体力があるのですから。
理由⑤ 高待遇(福利厚生含め)
また、待遇面では給与以上に多大なる恩恵にあずかっているのが大企業サラリーマンの特権です。
額面給与だけではなく、さまざまな待遇メリットがあります。
- 社宅借り上げ制度
- iDeCo/ 企業型DC(確定拠出年金)制度
- 自社持ち株会制度
- 財形貯蓄制度
- 退職金制度
- 団体損保/団体生命保険制度
- 残業・休日出勤への確実な給与支払い
僕の実感値としては、これらのメリットをフルに享受するだけで、7桁単位の可処分所得を得られています。
逆を言うと、大企業サラリーマンからの転職を検討する際には、このような額面給与に表れていないメリットをよくよく熟考することをオススメします。
特に「社宅借り上げ制度」は強烈です
借り上げ社宅制度を徹底解説!
理由⑥ 「ブランド」と「信用」が利用できる
大企業勤めのサラリーマンという高属性=会社の看板による信用度の高さであり、強力なブランドです。
2021年現在、まだまだ日本という国においては大企業勤めサラリーマンはブランドです。
これからの人生100年時代の戦略をしたたかに考えるあなたにとっては、この強力なブランドを利用しない手はありません。
大企業の看板を上手に活用することで、あなたの人生を豊かにしてくれますよ。
例えば、僕個人の経験ではこのような信用とブランドの利用をしてきました。
- 金融機関からの融資に高評価を受けられるため不動産の購入が容易になる
- 付き合う異性や親族に本人の人柄プラスアルファの安心感を与えられる
やっぱり女性受けもいいです。ここだけの話。
また「大企業での勤務経験や成果」が生み出す信用は、万一の転職の際に有利に働くことは間違いないと思います。
大企業勤めの属性を活かそう!
まとめ
10年以上大企業に勤めてきた僕の結論=「大企業サラリーマンは美味しいし、最強」
- 会社内で”何者か”になるためのコスパが良い
- ”何者か”になると独自ポジションを得られ評価につながる
- 社内異動によって”疑似転職”を経験できる
- 安定した事業基盤で見通しは暗くない
- 高待遇(特に借り上げ社宅は強い)
- 大企業サラリーマン=「ブランド・信用」で人生を豊かにできる
大企業サラリーマンは最高です。