本記事は大企業からの転職をリアルを解説します。
人生のビッグイベントである転職で失敗したくないですよね。
そこで、大企業からの転職でぼく自身のリアルな5つの理由と、メリットデメリットの整理とを合わせて、1つの正解形(大企業→大企業への転職)を詳しくお届けします。
人生100年時代の大企業サラリーマンとしての転職を軽やかに成功させちゃいましょう!
- 大企業サラリーマンだけど、どうも最近働くことにピンとこない…
- 大企業からの転職の正解は大企業→大企業?大企業→ベンチャー?
- 大企業からの転職で失敗しないエージェントはどこ?
- 大企業中堅社員のリアルな転職活動スタート理由(5つ)
- 大企業からの転職メリット&デメリット6選
- 大企業からの転職の考え方のひとつの答え
- 運営者がオススメする失敗しないエージェント3社
- 大企業サラリーマンなら、大企業→大企業への転職を目指そう!
もしあなたが大企業勤めなら、大企業から転職しないほうがいいんでは?とお考えかもしれません。そんな不安に僕なりの考えをまとめた記事もあわせてオススメします。
また、大企業サラリーマンの転職にはキャリアエージェントが必須です。3社を上手に使い分けるといい感じなので、エージェントが多すぎて分からない人はこちらもあわせてお読みください。
終身雇用で1社にしがみつくサラリーマンはダメ、絶対。
英語で大企業サラリーマンLifeをハックしています!
- 米国大学院への社費留学をGETした大企業サラリーマン(商社マン)。
- TOEIC975点、英検準1級。英語によるビジネス交渉実績多数。
- 英語力で社内で”何者か”になり最速出世&美味しいポジションを満喫中。
世は”転職大航海”の時代
人生100年時代に突入するなか、2人に1人は転職する時代に変化してきました。
昭和型の拡大再生産の時代は終わり、年功序列・終身雇用制度も見直しの動きが加速しています。
これまで以上にどこでも雇われ続ける能力(エンプロイアビリティ)が必要になる時代です。
まさに世は、【転職”大航海”】の時代。
”個”として腕っぷしを頼りに、たくましく&しなやかにキャリアを創る時代に僕たちは生きています。
ワクワクしますね
会社と労働者(サラリーマン)の力関係の変化で、転職はもはや当たり前になってきました。
本記事では、そんな転職”大航海”時代におけるリアルな運営者の葛藤と、1つのすゝめをお届けします。
大企業からの転職:リアルな検討理由
運営者は新卒からずっと某大手商社に10年以上勤めてきました。
いわゆる東証一部の大企業サラリーマンです。
そして30代半ば本気で転職活動をスタートしています。
なぜか?
その理由を5つ掘り下げてみます。
理由① ワクワクが失われてきた
「あれ、この会社で何をしているんだっけ?」
と最近ふと立ち止まって考えることが多くなりました。
紐解くと、青臭いですが”ワクワク”する事が無くなってきたからです。
その根底には、仕事・会社に求める軸に「ワクワクを感じるか?」が横たわっています。
恥ずかしい話ですが
現在チームリーダーとして率いるプロジェクトは、次世代のカイシャを支えるための変革とも言うべき大きな仕事です。
ですが、中々気持ちがノッてきません。
他部門に異動すればノッて来そうか?と自問自答してみたとて、答えはNoです。
社費留学で鍛えてくれた会社に大きな恩義は感じるものの、心が躍る賞味期限が切れて来た印象を受けています。
このまま心がワクワクしないままであっても、一定の成果を残していける自信はあるものの、果たして一度きりの人生でそれが正解なのか?
本心に嘘をついた自分に疑問が生じて来ています。
本心に従ったら転職検討に至ったというのが一番大きな理由です。
理由② 昭和型の働き方への嫌気
2つ目の理由は昭和な働き方がイヤになって来たことです。
商社業態としてどうしても仕方のない部分はありますが、基本オフィス出社・長時間残業が正直面倒になってきています。
30代以下の世代は「そもそも出社する必要ってありましたっけ?」な価値観であり、当たり前にリモートで成果が出せる基本OSが整っています。
にも関わらず、無駄な社内会議(※ムダ会議撲滅のノウハウはこちら)やチャット1本で済むコミュニケーションのために毎日出社することが苦痛になってきています。
また、プロジェクトをリードする立場上、長時間残業が常態化しています。
ワクワクする気持ちで「何が何でもゴール達成を!」と燃えていれば、残業も厭わないのですが、ココロがついてきません。
最低限の成果にはコミットしていますが、それでも会社に捧げる労働時間が長く、シンプルに疲弊してきています。
みんな一緒に長時間なんですよね
この昭和型大企業な働き方を会社がアップデートすることは至難の業だろうと予測しています。
であれば、自分が求める働き方を提供す?会社に雇われる方が、イチサラリーマンとして幸せではないでしょうか。
働き方をバリバリ令和にアップデートできている会社で働いてみたい。
そんな思いが強まっているのです。
理由③ 働きぶりに見合わない待遇
3つ目の理由。
ナマナマしい話ですが、客観的に見てもっと給料を貰っても良いレベルの仕事をやっていると自負があるからです。
詳細には語れませんが、現在の運営者は社内コンサルティング x デジタルを手掛けています。
職能的に難易度が高いこともさることながら、デジタルというHOTな領域に身を置いています。
であれば、自分自身が提供している労働力は、もっと価値を認めてくれる会社があるのでは?と感じてしまうのです。
自分の市場価値ってやつですね
理由④ ロールモデルになる上司不在
会社のカルチャーによっては、ミドル以降は役員すごろくのために失敗を恐れて保守的になっています。
運営者が勤める大企業も、チャレンジする前向きさが失われており、経営陣-ミドル-現場の風通しも閉鎖的です。
こうなると、中間管理者であるミドル層は、会社と現場の板挟みになりどんどん輝きを失います。
シンプルに言うと、”ダサい”仕事のやり方をやってしまう残念なミドルが散見されてしまいます。
僕自身の志向としては、「魅力的で一緒に働きたいボスがいるか?」という軸は重要でして、この軸に見事にはまらない状況になってます。
大企業は役員すごろくに最適化されている以上、仕方ない現象です。
ですが、「ダサいな…」と思ってしまうミドルを見るにつけ、自分もこうなりたいか?と問われると、明確にNOです。
となると、「じゃこの会社でミドルに昇進するなる理由って何だっけ?」となりますよね。
悲しき大企業サラリーマン
理由⑤ 優秀な人材が辞めていく
最後の理由は、優秀な周囲の社員が辞めていくことです。
バリバリと成果を出して社内外で認められている、仲が良い優秀な社員が辞めていくのを横目で見ると、考えてしまいます。
人生100年時代でキャリアづくりのための転職は当たり前の時代。
そう頭では分かってはいても、いざ身近な人材が「エイヤ!」とジャンプするのを眺める。
そうすると、自分はなぜジャンプすべきではないのだろうか?という大きな問いを考えることに繋がってきます。
Should I stay or should I go now?
大企業からの転職のメリット
リアルな悩みの中身を踏まえて、そもそも大企業から転職するいい点・悪い点について考えてみます。
いい点(メリット)、悪い点(デメリット)それぞれ3つずつ掘り下げてみましょう。
まず3つのメリットから解説します。
① オファー選択の幅が広い
自分自身の強み、仕事の軸を棚卸ししたうえで、もっと良い給料で雇ってくれる会社を探すことは転職の最大メリットです。
また大企業サラリーマンとして、しっかりとタグをもって成果を出して来た人材は、転職に困りません。
誤解を恐れずに言うと「引く手あまた状態」だと言えます。
実際に僕自身がメインでお世話になっているエンワールド担当者からは以下のようなフィードバックを貰っています。
- 大企業からの転職でタグ持ち人材は強い
- 英語タグはこれからも企業は強く求めるタグ
- 興味ある企業を指定してくれればどこでもアレンジ可能
- 給料アップは当然の条件としてオファーできる
② 自分の好きな働き方を選べる
運営者のリアルな葛藤を踏まえて、脱昭和型の働き方が転職活動の軸になっています。
具体的にはリモート勤務、成果主義≧年功序列、副業OK、といった観点です。
実際のオファー求人票を眺めると、さまざまな会社が多様な働き方を認めていることPRしている印象です。
これは単に給与だけでなく、どんなワークスタイルが実現できるのか?を転職活動者サイドが重要視していることの裏返しだと言えますね。
「いやー弊社はまだまだ昭和型で基本全員出社でして…」
なんて妙なへりくだり(社外パートナーから変な目で見られる事への予防線)をしなくていい、というのは精神衛生的に最高なのでは、と思います。
令和の働き方へアップデートしましょう
③ 待遇アップが狙える
日本企業の終身雇用を前提とした年功序列の給与水準は、転職をあまり考慮されていませんでした。
そのため内部プロパー人材の出世を前提に設計されています。
しかし、転職のカジュアル化が起きていることと、企業側も希少なタグを持つ人材を確保するには高待遇がMUSTと気づき始めています。
よって、大企業サラリーマンとして大企業のお作法を理解しており、【英語】や【デジタル・テクノロジー】等のタグを持つ人材は貴重に扱われています。
僕自身も自分のタグを活かして、給与UPを狙っています。
具体的には、待遇UP条件で【年収少なくとも+200万円】でキャリアエージェントと検討を進めています。
なんだかんだ給与は大事です
大企業からの転職のデメリット(不安)
翻って、大企業サラリーマンが転職するときに考えておくべきデメリット・不安を3つお伝えします。
① 企業カルチャーが肌に合うか不明
大企業サラリーマンとして数年勤務すると、その会社のカルチャーに知らず知らず染まっています。
新卒入社でプロパーなら尚更です。
僕自身も、自分が会社のカルチャーに染まっているだろう可能性をメタ認知しながら日々仕事をしています。
近年はパーパス経営なる概念も提唱されていることもあり、会社としてのミッションや目に見えない組織カルチャーがより重視されていると感じます。
僕自身も「転職してカルチャーが全然違う会社だったらどうしよう?」と不安に思うことは事実です。
実際にサムライト社の調査では、中途求職者の方が新卒よりも「社風・カルチャー」をより重視することが判明しています。
(ゴリゴリ企業風土だったらどうしよう)
② ”ぬるま湯”の茹で蛙になっているリスク
大企業サラリーマンは知らず知らずにぬるい環境に甘やかされており、いざ転職となる骨抜きで使い物にならない
こんな声を一度はお聞きになったことはあると思います。
新卒入社以来、10年以上1社に勤めてきた僕自身も、否定はできません。
いざ一歩ソトの世界に出てみてこそ、自分がぬるま湯の茹で蛙になってしまっていた事を気づいても時すでに遅しでしょう。
大企業サラリーマンなら誰しも、自分自身がもしかすると”茹で蛙”になっているリスクを不安に感じているのではないでしょうか。
③ 金融機関のローン審査にマイナス
運営者は、大企業サラリーマンは高属性を活かしてローンを組むべきと考えています。
特にこの超低金利の間に、不動産ローンを組んでおいて損はありません。
しかしながら、転職後には目安として6か月間~1年間は新たにローンを組むことはかなり難しいと言われています。
実際にとある金融機関にヒアリングしましたが、転職後最低でも6か月間はローン組成NGとのことでした。
大企業サラリーマンならではのローン組成に転職後すぐは足かせになることは、デメリットとして捉えておくべきでしょう。
デメリット・不安への対策
それぞれのデメリット・不安への対策をまとめます。
企業カルチャーへのフィット問題
- 素直にキャリアエージェントに不安を伝える
- 転職先企業の中の社員との面談を要望してみる
- 「どんな社風か?」をずばり面接で聞いてみる
- Openworkで社員クチコミをチェックする
- 企業に関するクチコミをSNSでチェックする
どこまでいっても「入社して働きはじめないと分からない」ことは確かですが、できる限り知る努力を心掛けましょう。
ぬるま湯の茹で蛙リスク問題
- 自分自身をメタ認知して客観視してみる
- 自分は茹で蛙になっているかも知れないと自覚する
- 退職済みの社員に「外から見た景色」を探ってみる
- Openworkで自社のクチコミをチェックする
- キャリアエージェントに客観視してもらう
大企業サラリーマンであれば避けては通れない問題なので、まず”自分もそうかもしれない”と自覚を持つことからはじめましょう。
ローンをすぐに組成できない問題
- 持ち家購入が必要無いか転職前によく検討する
- こちらの記事を熟読する
大企業サラリーマンの高属性は武器なので、よくよく転職前に検討しましょう。
大企業からの転職:大きな2パターン
大企業からの転職を考える場合、進むべき道は大きく2パターンあります。
それは大企業から大企業か、大企業から中小・ベンチャーです。
大企業から大企業へ
大企業サラリーマンから大企業サラリーマンへ。
世の中の主流パターンはこちらです。
あなたが大企業サラリーマンとしてキャリアを積んでいて、これから転職を検討する場合、大多数はこのパターンから検討することでしょう。
運営者は大企業サラリーマンを礼賛しており、大企業サラリーマンとしてのあるべき生き方を提唱しています。
大企業はやはり大企業ならではのメリットが多数ありますので、安定した働き方を重視したい人には間違いなく大企業から大企業への転職をオススメします。
また「そもそも自分は大企業に向いているのか?」分からない人はこちらのチェックリストを参照してみましょう。
大企業から中小企業・ベンチャーへ
一方で大企業から中小企業、限定的にいうとベンチャー(スタートアップ)への転職も考えられるでしょう。
基本的に大企業からベンチャーへの転職はハイリスク・ハイリターンの戦略と言えます。
つまり、一旦足元のメリットを切り捨てて、中長期のリターンを狙うことになります。
中長期のリターンとは、具体的に金銭的なストックオプションや株式利益、スピード感のある成長、ベンチャー経験という”箔”です。
一方で、大半の大企業からのベンチャー転職では一時的に年収は下がります。
福利厚生や生活の質といった待遇面も、基本的に大企業と比べると下がってしまうケースが多いです。
- 成功すれば大きな金銭的リターンを得られる
- 裁量が大きく守備範囲が広いため成長できる
- 会社の成果に直結する事をダイレクトに感じられる
- 志が高く、熱のある環境で働ける
- イケている企業あればキャリアの”箔”になる
- 基本的に給与水準は100万円単位で下がる
- なんでも1人でこなさなければいけず多忙・責任大
- キーパーソンが抜けると会社基盤がぐらつくリスクあり
- 組織カルチャーに馴染まないと居心地が悪い
- イケているベンチャーはそもそも転職が難しい
大企業からベンチャーへの転職はサラリーマンとしての生き方を変える必要があります。
よく検討したうえで、強い覚悟を持って決断すべきだと言えます。
結論:大企業サラリーマンは大企業へ転職しよう
大企業サラリーマンとしての安定を確保しつつ、大企業のなかで”何者か”となり、キャリアを積み上げる。
そんなビジョンを掲げる本ブログでは、大企業から大企業への転職を推します。
やっぱり大企業が一番です
大企業からの転職に失敗しないエージェントは?
大企業から大企業への転職がオススメと言っても、やはり不安がいっぱいですし、分からないことだらけですよね。
転職に失敗しないためには”イイ”エージェント担当者と巡り合えるかどうかがすべてです。
ご紹介する3社はいずれも担当者はデキる人が多いと評判も多く、掛け値なしにおすすめのエージェントばかりですよ。
まとめ
大企業サラリーマンなら、大企業→大企業への転職を目指そう。
- 運営者のリアルな転職の検討理由は5つある。
- 大企業からの転職にはメリットもデメリットある。
- デメリットはちゃんと対策可能。不安を潰そう。
- 大企業からの転職は大企業を強くオススメする。
- 大企業からベンチャーへの転職はハイリスク・ハイリターン
- 失敗しないためにも大企業転職に強いエージェントを使おう